「有松絞りまつり」訪問記-伝統と賑わいに満ちた、有松の特別な週末-
- vitviby
- 6月10日
- 読了時間: 2分
更新日:6 日前

有松絞りまつりへ──文化と伝統が息づく、特別な週末
先週末、名古屋・有松の町で開催された「有松絞りまつり」へ行ってきました。
江戸時代より400年以上続く伝統工芸「有松絞り」。
その魅力を五感で体験できるこのお祭りは、地域の方々だけでなく、全国から多くの来場者でにぎわう有松の一大イベントです。
絞り問屋さんには、美しい反物がずらりと並び、絞りを取り入れた雑貨やアクセサリーを扱うお店もたくさん。
町の通りには山車が練り歩き、マーチングバンドの音が響きわたるなか、浴衣姿の人々がそぞろ歩く様子は、まるで時代を超えて賑わう縁日のようでした。

娘とともに、絞り浴衣でお祭りへ
この日は、娘とふたりで絞りの浴衣を着てお出かけ。
先月、撮影・見学をさせていただいた「早恒染色」さんの工房にて、娘が流し染めの体験をさせていただきました。
普段は中々足を踏み入れることのできない工房の空間で、職人さんに教えて頂きながら、思い思いに色を流し込む・・・
初めての貴重な体験を通じて、この土地ならではの文化に触れさせていただくその姿に、嬉しさと感謝がこみ上げました。

有松には何度も訪れていますが、お祭りを通じて、伝統を受け継ぎ発展させてこられた地元の方々の力強さや情熱、有松絞りの美しさ、そしてこの土地ならではの温かさと魅力を改めて感じました。
観光の枠を超えて、絞りの技術とそこに息づく文化が、世代を超えてこれからも生き続けていく──そんな確かな希望を感じた時間でした。

絞りの魅力を、これからも
Orinuvaでは、有松絞りを用いたヘアアクセサリーを通して、日常や節目に寄り添う“美”をお届けしています。
今回のお祭りを通して、その原点を見つめ直す、貴重な時間となりました。
今後も伝統の美しさを現代に繋ぐものづくりを、大切に続けていきたいと思います。