「穀雨」とは?季節の節目に想いを込める、雨花石の髪飾り
- vitviby
- 4月23日
- 読了時間: 2分

春の雨が大地を潤し、穀物の芽吹きを助ける季節。
今週、4月20日は二十四節気のひとつ「穀雨(こくう)」でしたね。
「穀雨」は、春の最後の節気。
「百穀を潤す雨」という意味を持ち、文字どおり穀物や植物にとって恵みの雨が降る時期。
やがて訪れる初夏に向けて、大地が命を育む準備を整える、そんな自然の循環を感じさせる節目です。
この「穀雨」という季節の名を聞くと、私はある石のことを思い出します。
それは中国南京を訪れた際に出逢った「雨花石(うかせき)」――中国・南京でのみ産出される、奇跡のような天然石です。

雨と花の名を持つ、自然の芸術品「雨花石」
雨花石は、約300万年前の火山活動によって生まれた鉱物で、
火山灰や鉱物が大地に堆積し、長い年月の中で磨かれ、唯一無二の模様を持つようになったとされています。
この石の名前の由来は、中国・南京の「雨花台(ゆかだい)」という地名。
仏教の高僧が説法を行った際、天から花が降ったという伝説から、「雨花」と名付けられました。
雨に濡れると模様が浮かび上がり、美しさが際立つことから、
「雨がもたらす恵みと美の象徴」とも言われ、古来より縁起物やお守りとして親しまれてきました。

「穀雨」と「雨花石」の静かなつながり
雨が大地を潤し、命を育む「穀雨」。
その雨が生む静かな美を宿した「雨花石」。
どちらも、目には見えにくい自然の営みがもたらす、確かな恵みを象徴しています。
Orinuvaでは、この雨花石を使った簪(かんざし)とヘアコームを、
穀雨の節目に合わせてオンラインショップにてご紹介することにしました。

天然の石のため、ひとつとして同じ模様はありません。
日々の中で、ふと雨音に耳を傾けるように――
身につける人の感性に寄り添い、静かにその人らしさを引き立ててくれる、そんな髪飾りです。

「自然と共にある装い」を、日々の中に
私たちの暮らしは、自然のリズムと密接につながっています。
季節の節目を意識することは、自分自身の心の変化にもそっと気づくきっかけになります。
「穀雨」という名前にふさわしく、
自然からの恵みと美しさを感じながら、
日々の装いにそっと彩りを添える時間を楽しんでいただけたら嬉しいです。
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