ひな祭りと髪飾りの関係|平安時代から続く女性の美の象徴
- vitviby
- 3月2日
- 読了時間: 2分
更新日:3月22日
3月3日はひな祭り。女の子の健やかな成長を願うこの行事には、平安時代から続く美の文化が息づいています。
ひな人形の髪型や装飾にも、日本の伝統的な美意識が反映されており、髪飾りもその一つです。
今回はひな祭りの由来や菱餅に込められた色の意味、そして伝統的な髪飾りとのつながりについてご紹介します。

ひな祭りの由来と、女の子の健やかな成長を願う風習
ひな祭りのルーツは、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」にあります。
この日には水辺で身を清める風習があり、日本にも平安時代に伝わりました。貴族の子女たちは、紙で作った人形(ひとがた)に穢れを移し、川に流すことで厄除けをしていたのです。
やがて、ひとがたは豪華なひな人形へと発展し、女の子の成長を願う行事として定着しました。
ひな祭りに飾られる「菱餅」や「桃の花」も、古くからの意味を持つものです。
----------------------------------------------------------------ー
菱餅の伝統色に込められた願いと、梅結びの意味
ひな祭りには欠かせない菱餅の三色(ピンク・白・緑)には、それぞれ意味が込められています。
• ピンク(桃色):魔除け・生命力
• 白:清浄・長寿
• 緑:健康・厄除け
この三色は、自然と調和しながら生命を育む日本の文化を象徴するものでもあります。
この伝統色にインスピレーションを受け、以前花嫁様へ、フランスで買い付けた三色の組紐を用い、梅結びにしたヘッドドレスを制作しました。
梅結びは、解けることのない強い絆を表し、ご両親から花嫁様への愛情を重ねた特別なデザインです。

このように、伝統の色や意味を大切にしながら、現代の装いに取り入れることで、文化と想いをつなぐことができます。
----------------------------------------------------------------
ひな祭りと髪飾り:美の伝統を未来へ
平安時代から続く日本の「髪飾り文化」も、ひな祭りと深く関わっています。
ひな人形の「お姫様」が身につける櫛(くし)やかんざしは、厄除けの意味を持つもの。
日本の髪飾りは、単なる装飾ではなく、「美しさ」や「願い」を込めた大切なアイテムでした。

Orinuvaでは、こうした伝統を大切にしながら、現代のライフスタイルに合う髪飾りをお届けしています。
ひな祭りの季節に、日本の美意識を感じるアクセサリーを取り入れてみませんか?